二代目dynabook G シリーズの 液晶パネルと液晶ケーブルの話

dynabook (旧東芝)

液晶の仕様は合わせる

dynabook社(旧東芝)の場合、一部の機種は液晶ケーブルと液晶パネルがセットで設計しています。

つまり、このケーブルはこのパネルというペアでの設計です。

メーカーはそういう情報を一切郊外しませんので、これはあくまでも私の経験値です。

この考え方は全然にセルフリペアしようと思えば、誰がどんなことを言ったとしても変えない方が絶対良いです。

信号ケーブルとパネルの問題は深く、同仕様だからと言ってパネルを他メーカーに交換すると映っても動作が何となくおかしいという症状に陥り、安全なセルフリペアではありません。

「互換パネル」で販売されていますが、何の根拠があるか?

メーカー情報ではありませんので、基本は同型番、同モデル用のケーブルです。

さて、今回はdynabook G83(二代目)の液晶パネルと液晶ケーブルの話をします。

液晶ケーブル

液晶ケーブルはCPUの世代でマザーボード自体のテクノロジーが変わりますので、互換利用する場合、最低でもCPUの世代だけは必ず合わせる方が良いです。

例えば第11世代CPUの機種についていた液晶ケーブルを第12世代CPUの機種で使えるか?

使えるものもあります。

ただ、基本で言えばこれはNO(ノー)です

このブログはそのリスクを負って実験してます。

今回は第11世代CPU搭載機種のdynabook G83/HS の液晶ケーブルが第12世代CPU搭載機種のdynabook G6/V に使えるか?

結論は使えました。

ですから、11世代のGシリーズと12世代のGシリーズの液晶ケーブルには互換関係があるという結果になります。

注意

この二代目Gシリーズには11世代CPUや12世代CPUにもタッチパネル仕様のモデルもあります。

タッチパネル仕様の場合はピン数が異なるため、単純にモデルでの互換利用ができません。

そこは注意が必要です。

例:LQ133M1JW51(40ピン) など

液晶パネルについて

では液晶パネルはどうか?

調べてみるとdynabook G83/HR やG83/HS など2019年~2022年までの製造に関して多く使われているのが下記のLQ133M1JW41です。

これがFull-HD液晶で最も多く使われています。

LQ133M1JW41
●13.3型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)1,920×1,080ドット eDP 30ピン

2022年~2024年では下記のLQ133M1JW64が使われていますが、コロナ以降のメーカーはマルチソース化(部品を複数のメーカーを使う)が進み、シャープ以外のBOE製がさらに多く使われています。

LQ133M1JW64(新世代モデル 2022年モデル以降)
●13.3型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)1,920×1,080ドット eDP 30ピン

同2022年~2024年にこのNE133FHM-N16が多く使われています。

NE133FHM-N16
●13.3型 FHD高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)1,920×1,080ドット eDP 30ピン

タッチパットモデルはちょっと稀ですが、その際使っている液晶は下記のLQ133M1JW51です。

GCX83 などの文教モデルに多く採用されていますので、リペアはちょっと面倒と思います。

LQ133M1JW51
タッチパネル付き 13.3型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)1,920×1,080ドット eDP 40ピン

それとは別に二代目GシリーズでもHD(1366×768)ノングレアのモデルもあります。

これにはIGZO技術は使われていません。

そこはパネル型番(LQのもの)で解りますが、各々30ピンコネクタなので、それを知らない人は恐らく何でも取付られると間違えるかもしれません。

もちろん、FHD IGZOモデルの液晶パネルをHD 非IGZOモデルにつけても信号線が異なりますので、映像はでません。

その逆もあります。

基本は同パネル型番でリペアすることが大前提ですので、二代目dynabook Gシリーズのパネル交換の際は充分注意が必要です。

同パネル型番で交換しても映像ができなかったり、映像がカクカクと遅れたり、画像がぼけたり、マウスがかくかくしたりする場合はパネルが同技術が採用されていないケースなのかもしれません。

販売先に聞いてみましょう。

購入の注意点

1. ネット通販の「互換品」という表記の罠

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで液晶パネルを探すと、商品名に以下のように書かれているケースがあります。

「互換品 LQ133M1JW41 液晶パネル…」

この「互換品」と書かれている場合、実際に届くパーツはシャープ製の純正LQ133M1JW41(30ピン)(IGZO)ではなく、他社(BOEやInnolux、LGなど)が作った「サイズとピン数だけが同じ、普通の非IGZO液晶(IPSなど)」が送られてくる可能性が非常に高いです。

これを知らずにつけるとIGZO技術が無いので、今までの液晶とはちょっと違う感じがすると思います。

純正のIGZO液晶にこだわりたい場合は「純正新品」や「SHARP製」と明記されているものを選ぶ必要があります。

2. タッチパネル「あり/なし」の仕様違い

「LQ133M1JW41(30ピン)」はすべてIGZOですが、販売形態や取り外し元のPCによって、「液晶パネル単体(非タッチ)」のものと、「液晶の表面にタッチガラスが接着されているもの(タッチ対応)」の2種類が流通しています。

元のPCが非タッチ仕様なのに「タッチパネル付きのLQ133M1JW41(30ピン)」を買ってしまうと、厚みやコネクタ構造が合わず、上半身のベゼル(枠)が閉まらなくなります。

基本はメーカーとパネル型番を合わせることが原則です。

二代目dynabook G シリーズのタッチパネル搭載液晶はLQ133M1JW51(40ピン)ですので、同じパネルを買いましょう。

実験レポート

実験した下記内容も参考にしてください。

液晶交換後 動作がカクカク遅くなる dynabookの液晶は仕様を必ず合わせて交換する
型番通りが安全今日はdynabook G83/LY(第13世代)の破損した液晶をG83/HS(第11世代)のものが使えるか?ちょっと実験してみます。最近、液晶交換したけど、動作がカクカクするという問合せがあります。特に液晶交換のセルフリペア続きを読む

以上

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