Lenovo ideaPadシリーズ YOGAシリーズなどの製品の呼び方や表記の不思議

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まず、セルフリペア部品を取り扱うのであれば機種を知ることが重要です。

そこでレノボ社のモデル名の不思議をピックアップしました。

レノボの機種は国内市場で2通りの言い方で販売されています。

そのことにどうも違和感を感じますので、なぜ?レノボだけがそういうブランドなのかを調べてみました。

例えばideaPad L3-15ITL6と呼ばれるものもあればideapPad L360i と呼ばれるものもあります。これは同じ機種なのですが、2つ言い方があるのはなぜなのか?

違和感があること

今回不思議に思ったことは下記の件です。

【ideaPad シリーズ】
Lenovo ideaPad L3-15ITL6 やideapPad L360i の各々の型番が同じ82HL00B9JPになっていたり、型番81Y3009RJPに対してIdeaPad L350やideaPad L3-15IML05 などのように2機種存在するのはなぜか?一体型番とモデルの関係はどのようになっているか?
【YOGA シリーズ】
Lenovo Yoga Slim 7 Carbon 13ITL5とあるが、Lenovo Yoga Slim 7i Carbon 13ITL5やLenovo Yoga Slim 750i Carbon 13ITL5など類似した名前が多いがどれが本当なのか?

上記2件の事を調べてみました。

結果

結果から言えば、レノボ社はグローバル企業ですので各国の中の名前と国際表記の名前の2つを持っています。

ですから1つの型番に対して国別のモデルと国際モデルの2つが存在するということです。

これはコストの問題が大半で微妙なレビジョンアップにも型番が対応できるようにしているからです。戦略的に2つの名前で流通されていると言っても良いでしょう。

ideaPadシリーズの場合

ここでIdeaPad L360i もIdeaPad L3-15ITL6 のいずれも同じ機種になりますが、L360iが日本モデル名でideaPad L3-15ITL6が国際モデル名になり、各々呼び方が異なるだけです。

82HL00B9JPは製品などの仕様を区別するもので全世界共通の型番です。

そうすると下記のように纏められます。

日本モデル名:ideapad L360i(iはintel仕様)
国際モデル名:IdeaPad L3-15ITL6
型番:82HL00B9JP

下記が実際の銘版ですが、ideaPad l3 15ITL6 という国際モデル名しか刻印がありません。

日本モデルなどどこにもないのです。

日本モデル名の場合、どこにも表記されていないのですが、国内販売サイトは全てideaPad L360i で販売されています。

ここが不思議なところで、国内モデル名はどこにも表記されていないのです。

同様に型番81Y3009RJPの場合も下記になります

日本名:IdeaPad L350(無しはAMD Ryzenモデル)
国際表記名:ideaPad L3-15IML05
型番:81Y3009RJP

「i」付きの意味

ここでideaPad L360i やL360 などモデルの語尾に「i」付くもの、付かないものありますが、これは「i」が付くものはintelシリーズモデルかそれ以外か?(Ryzenやceleronモデル)になります。

intelとAMDの違いではなく、付かないもののモデルにはCeleronもありますので、必ずしもAMDとは限らないのです。

YOGAシリーズの場合

Lenovo Yoga Slim 7 Carbonの場合も下記になります。

日本名:Lenovo Yoga Slim 750i Carbon 13ITL5( Core i5 1135G7仕様)
国際表記名:Lenovo Yoga Slim 7i Carbon 13ITL5
型番:82EV003BJP

日本名:Lenovo Yoga Slim 760 Carbon 13ITL5(Ryzen 5 5600U仕様)
国際表記名:Lenovo Yoga Slim 7 Carbon 13ITL5
型番:82L0003GJP

この「i」も同様です。

下記はYOGA Slim 750i carbon です。Intel仕様になります。

日本モデルはYOGA Slim 750i Carbionになります。

国際モデル名は下記の様にYOGA Slim 7i Carbonになります。

裏の銘版にもこのYOGA Slim 7i Carbonと刻印があるでしょう。

このようにLenovoのモデル名や機種名は必ず2つ存在します。

ただ、dynabookなども海外モデル名が裏の銘版に書いてありますが、国内でそれが使われることはありません。

同様に富士通もNECも同じく、国内で2つのモデル名が使われることはありません。

外資メーカーのDELLやHPも同様に2つのモデルが使われることがありません。

ではなぜか、レノボだけが2つ使われているか?不思議ですよね。

レノボだけ違う理由

レノボだけが日本語名と国際モデル名を使ってマーケティングしているだけの違いです。

細かい仕様と途中変更に柔軟に対応するため、この2つに分けているのだと言っています。

ここまでで言えば、1機種で下記の様に纏められます。

日本モデル名:ideapad L360i(iはintel仕様)
国際モデル名:IdeaPad L3-15ITL6
型番:82HL00B9JP

日本モデル名は日本国内で周知するために使っている機種名です。

これは解り易くするためのものです。国際モデル名のIdeaPad L3-15ITL6はより細かい仕様で分けられたものになります。

ですから同じ日本モデル名のideapad L360iでもIdeaPad L3-15XXX6やIdeaPad L3-15YYY6やIdeaPad L3-15AAA6など複数存在し、機種の仕様を変えています。

さらに82HL00B9JPのような型番もありますが、これもideaPad L360i の中には複数存在するということになります。

ですからレノボは非常に細かい仕様でマーケティングしていますので、できるだけツールを使って調べることをお勧めします。

対象のモデルから調べると、マザーボードを検知して仕様を確認しますので、安心かと思います。

参考サイト

下記サイト中央に型番「例)82HL00B9JP」を入れて調べるか?

調べるノートPCからインターネットに繋げて調べてください。

製品仕様の確認(下記に型番を入れる)

Product Specifications Reference (PSREF)

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