誤って流通する部品たち

部品ビジネス

リペア研究所

部品の知識

前回の話の続きになりますが、半製品部品ビジネスに違法なビジネス等ありません。

どっかの中国嫌いな誰かがコピー商品とか、海賊版とか言っているかもしれませんが、本格的に部品ビジネスに参入し、中国の巨大な部品ビジネスを経験してくるとその本質が解ってきます。

全てはお国柄ということもありますが、中国人は非常におおざっぱです。

さらに彼らにはメーカーの機種の知識があまりありません。

私みたいに分解してブログや再生部品などを手掛けていると機種や部品のウィークポイント(弱い箇所)が解ってきます。

中国は大量に部品を流通させ、大量に販売しますので、細かな機種の特性等全く見えないのです。

ですからたまに誤った部品が流通したりします。

dynabook S73 のキーボード

誤って流通したキーボードにdynabook S73のキーボードがあります。

外観は全くおなじキーボードなのですが、ネジ穴位置が数ミリ異なるため取付できないのです。

以前は知らずに流通していました。

こういう部品は見方を変えればコピー品の出来損ないという感じになりますが、単なる不合格品です。

先日dynabook S73 シリーズのキーボードが入荷したのですが、銘版(裏面のシール)が無いものが計10枚入ってきました。

??もしや?

と思いネジ穴などのチェックをしましたが、全て合格でした。そこで思い出したのが不合格品等のキーボードです。

外観は同じS73のキーボードですが。。。。

ネジ穴が数ミリズレているのです。

これが正規品(純正部品)のG83C000KP5JP

これが以前、以前流通した不合格品キーボードです。

チェック用に持っていましたので、それで説明します。

ネジ穴が8mm程度ズレているので合いません。もちろん付けられないので使えないキーボードです。

こういうもの買ったら最悪ですね。

そういう意味でも海外から届くものは検品チェックを念入りにしています。

以上

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