リベットタイプのキーボード
昔のノートパソコンはキーボードユニットを外してキーボードだけを交換するということが簡単にできました。
修理する場合、下記のような感じで「交換」をすれば修理完了です。
ちょっと手先が器用な方であればできました。
これはキーボード部品さえ入手できれば誰でもできるリペア方法です。
ただ、昨今は薄型、デザイン性、軽さなどの多様化する顧客ニーズに対し、メーカーも思考を凝らしキーボードの余分な部品を省くことで部品を統合するようになりました。
そしてリベットタイプのキーボードが出来上がったのです。
リベットキーボードとは
リベットタイプキーボードとはネジを使わず部材と部材を取り付ける工法で作られたキーボードのことを言っています。
キーボードとパームレストが合体されたキーボードのことを言っています。
構造
リベットタイプのキーボードは下記のようなものです。
これはHP Probook450 G6 G7 シリーズのものですが、どこが違うか？
キーボードがリベットでパームレストに固定されいます。
リベットとはこういうネジではなくプラスチック溶接のようなものです。
その上から鉄板で補強します。
これでキーボードが補強されます。
ですからこれ１つが部品となっていますので、キーボードだけを交換する場合はされに分解しなければなりません。
修理できるか？
もちろん、やろうと思えばできます。
器用な方であれば、セルフリペアもできますが、ちょっと難しいです。
内部のキーボード交換は絶対に不可能でありませんが、リベットを１つ１つ外して交換する方法ですので普通はしないです。
下記はそれをされた方ですので、凄いと思います。
この方は修理のプロと思います。
ですからメーカー修理方法はユニットごと丸替えする方法です。
これは結局マザーボードを新しいキーボードに移植するという考え方ですのでこれも面倒な修理方法ですが、やってもここまでと思います。
これは動画で撮っていますので下記参考にしてください。
この修理方法はリスクも付きまといますし、何より部品を探すことが難しいです。
自信がない、悩むような方であればメーカー修理や近郊の修理店に相談した方が良いです。
「分解したけど、戻せなくなった」「上手く組み立てたけど、電源が入らない」「ネジが1個余った」などなど、パソコンは身近になったとは言え、精密機械ですから家電のようには行きません。
充分、検討して実施してください。
以上、参考にしてください。
