LP133WF6(SP)(B1)
dynabook U63シリーズの液晶
dynabook U63/FS(2021年モデル)の液晶ケーブルをお探しの方からの問合せがあり、少し調べてみました。
結論から言えば、dynabook U63/J のケーブルでもU63/FSに仕様さえ合えば使えます。
ただ、ここでは、ロングリリース機は見た目同じに見えても内部の部品が全然違いますから注意してリペアすることを伝えたいです。
液晶ケーブル
事前にリリース時期を調べてみました。
U63/JとU63/FSの時期が結構ずれているので難しいかもしれないという見解でした。
dynabook U63/FS (PORTEGE X30-G):2021年3月モデル
その差3年です。
dynabook U63/J (PORTEGE X30-E):2018年7月モデル
dynabook U63/H(PORTEGE X30-E) :2018年1月モデル
dynabook U63/D(PORTEGE X30-D):2017年6月モデル
U63/H とU63/JはCPUの世代が同じですので内部部品に互換性があることは確認済みですが、同じU63シリーズでもdynabook U63/FSどうか?
注意点
調べていくとdynabook U63/J やU63/Hなどのモデルがちょっとだけ特殊なことに気付きます。
これは海外モデルがヨーロッパ周辺で使われているモデルだからです。
生産拠点でしょうね。
液晶が40ピンモデル
一部のモデルには下記ように40ピンモデルがあります。
下記写真は一般の30ピンパネルコネクタ(上)とU63/Jのパネルコネクタ(下)です。
このモデルは液晶パネルがLP133WF6(SP)(B1)でしたので、40ピンモデルでした。
信号は40 Pin(eDP)液晶です。
これを良く間違えます。
U63/J やU63/Hにはなぜかこういうモデル(40ピン)もあります。
液晶が30ピンモデル
この30ピンモデルが標準と思います。
ケーブル長さを比較しても40ピンが少し長いです。
U63/Jの前期版40ピン、後期版30ピンだと思います。
dynabook U63/FS の液晶
さて、お問合せ頂いた方よりデータの提供頂きました。
dynabook U63/FS の使われている液晶は「LQ133M1JW64」です。これは30ピン(eDP)液晶になります。
パネルコネクターは30ピン
ケーブルコネクターも30ピンです。
本体側は40ピンです。
仕様はU63/Jと同じです。
実験でdynabook U63/J のケーブルでリペアして頂きました。
成功された旨のメールを頂きましたので、良かったです。
液晶ケーブルチャレンジリペアは良く仕様を確認して行わなければ、マザーボード破損に繋がりますので、要注意です。
以上